令和3年度以前知事記者会見

2024年12月27日(金)


知事発表項目(インフルエンザの急速な流行拡大、令和7年度静岡県総合防災訓練の実施、静岡県健康寿命男女とも日本一、インド訪問の成果)、幹事社質問(今年の漢字)
一般質問(県議会のインドへの期待感、インドとの人材交流)

知事発表項目(インフルエンザの急速な流行拡大、令和7年度静岡県総合防災訓練の実施、静岡県健康寿命男女とも日本一、インド訪問の成果)、幹事社質問(今年の漢字)

(知事)

それでは私の方から発表させていただきます。今日の発表事項は4件でございます。

1点目は、インフルエンザの急速な流行拡大についてでございます。インフルエンザの流行状況は先週、注意報レベルとなりましたが、わずか1週間で警報レベルになりました。定点医療機関を受診した患者数は、先週1週間の平均11人から、その3倍以上の約38人となっております。本県でインフルエンザが12月中に警報レベルの流行となったのは、記録が残る平成14年以降、3回のみであり、例年に比べて早い時期からの流行となっております。

この年末年始は、最大で9連休となる方もいらっしゃいます。県民の皆様におかれましては、旅行先や帰省先も含めて、こまめな手洗いと、人混みでのマスクや咳エチケットを励行していただくとともに、熱や咳の症状が出た際は、無理に外出をせず自宅等で静養されますようお願いをいたします。

1点目は以上でございます。

2点目は、令和7年度静岡県総合防災訓練についてでございます。令和7年度の静岡県総合防災訓練の実働訓練は、焼津市および藤枝市との共催により、両市内及び富士山静岡空港で実施をいたします。実施時期につきましては、これまでは8月30日から9月5日までの防災週間内の日曜日に実施してまいりましたが、近年9月に入っても猛暑が続いておりますことから、来年度は訓練参加者の健康に配慮をし、令和7年10月19日、日曜日に実施をいたします。なお訓練の内容等は今後、固めていくこととしており、訓練が近づいてまいりましたら、担当課から情報提供させていただきます。

3点目は静岡県が男女とも健康寿命が日本一になったことについてでございます。12月24日火曜日に厚生労働省が開催した、第4回健康日本21推進専門委員会におきまして、令和4年の都道府県別健康寿命が公表され、本県が男女ともに全国一位となりました。1年の締めくくりに、本県が全国一位になったという、良い知らせを聞けたことは、大変喜ばしいことであります。これもひとえに健康づくりに御尽力をいただいている、市町や医療保険者、県医師会、静岡社会健康医学大学院大学など、県民の健康づくりに携わっていただいている多くの関係者の皆様の、長年の取組の成果と考えております。

引き続き、関係者の皆様と連携をし、生活習慣病の発症予防・重症化予防や、居場所づくりの推進等、社会参加の機会の創出に取り組み、さらなる健康寿命の延伸を目指してまいります。

最後4点目はインド訪問の成果についてでございます。今月の22日から昨日26日まで、県議会、浜松市および経済界の皆様とともに、インド、グジャラート州を訪問をいたしました。

ブペンドラ・パテル州首相と面会をし、友好協定を締結した他、グジャラート大学とは、学生と県内企業とのマッチングおよびスタートアップでの支援で連携する、経済産業分野での協力に関する覚書を調印をいたしました。

今後、友好協定に基づき、両県州で取りまとめる事業計画書に、インド人材と県内企業とのマッチングや、県内企業の現地進出支援、スタートアップ等での協力を盛り込み、州政府や大学と連携して取り組みを進めてまいります。

また、県主催のネットワーク構築会を開催し、州首相をはじめとする州政府幹部、州議会議員、現地経済界の皆様等との重層的なネットワーク構築や、今後の両県州の関係深化、交流人口の拡大に向けた人脈形成に繋げて参りました。今後とも友好協定を締結したグジャラート州を中心に、インドとの交流を強力に推進することで、その活力を県内に取り込み、県内経済の活性化に繋げてまいります。私からの発表は以上でございます。

 

(幹事社)

幹事社の毎日新聞です。ただ今の知事の発表について、質問のある社があればお願いします。

ないようなので、では幹事社の方から質問させていただきます。年内最後の定例記者会見となりましたが、就任から現在までを振り返っての所感を教えてください。またですね、恒例となっておりますが、今年を表す漢字をお尋ねします。

 

(知事)

はい。5月に就任をしてから、いつも申し上げておりますとおり、スピード感を持ってですね、いろんな事業に着手をしてまいりました。リニアも、停滞をしていたプロジェクトを先に進めることができましたし、スタートアップの事業でありますとか、ライドシェアでありますとか、多文化共生とかですね、私が重要施策と考えていることについてはですね、できることから着手をして参りました。最後、本当に、年末にインドへ参りまして、最も今、経済発展をしているグジャラート州とですね、連携協定を結ぶことができたということは、もう本当に年を締めくくる最後の非常に良い結果であったというふうに思っております。

以上でございます。

で、漢字はですね、この「復」という、これを掲げさせていただきました。

よろしいですか。

 

(幹事社)

その心は。

 

(知事)

まず、今年の、御存知のように、1月1日にですね、能登半島の地震が発生をいたしまして、まず1日も早いですね、復興をお祈りするということで、復興の復をですね、掲げさせていただいたのと同時にですね、再びという意味もございます。私事でございますけれども、昨年の4月に、政治家を引退した私が、再びですね、県政をつかさどることになりました。そういう意味で復と。またアメリカではですね、トランプ大統領が再び大統領に就任をされるということで、今年はこの「復」という漢字をですね、掲げさせていただきました。

 

(幹事社)

ありがとうございます。ただいまの知事の回答について質問のある社があればお願いします。

 

(記者)

NHKです。よろしくお願いします。

1年の振り返りはしていただいたんですけども、そのうえで、来年のですね、展望だったり、初めての予算編成なども控える中ですが、来年どういうふうな県政運営をしていかれたいかというところをお聞かせください。

 

(知事)

県民幸福度日本一を目指してですね、様々な取り組みをしていくことになりますが、予算編成もですね、大変厳しい財政状況ではありますけども、必要なところにはですね、しっかり予算づけをして、県政を推進をしていくということで、私にとっては本格的な県政運営のスタートの年となりますので、できる限り実績を上げていきたいというふうに考えております。




一般質問(県議会のインドへの期待感、インドとの人材交流)

(幹事社)

他に質問があれば。

無いようなので、他の内容で、質問がある社があればお願いします。日経さん。

 

(記者)

すみません。日経新聞と申します。先ほどインドのところでお伺いすればよかったんですが、申し訳ありません、インドの外遊に関して2点お伺いしたいんですけれども、1点目が今回、県議会とか、あるいは経済界の方も、あのインドの方で同行されていたかと思うんですけれども、そこでインドに対する、そういった議会議員とか経済界の方から、知事と直接お話する機会もあったかと思うんですけれども、そういった方々からの、このインドへの期待とか、現地の動きなどについて、何かの御所感があれば一言伺えたらと。

 

(知事)

議会につきましては、もう既に2年ほど前からですね、インドに着目をされてですね、インド議連を設立をする取組をなされておりましたので、そういう点ではですね、議会の皆さんも大変、今、インドに御注目いただいてますし、御存知のとおり、この県内ではですね、スズキさんがインドに拠点を作られて、今、急成長されておりますけれども、そうしたことに伴って、かなりいろんな県内企業がですね、インドに進出をされていたり、今後、進出を検討されてるという状況がありますので、経済界の皆さんも大変大きな期待をされてるというふうに思っております。

 

(記者)

すみません、関連してもう1点なんですけれども、今回の友好協定の締結に伴って、来年とか来年以降に関して、県職員とか向こうの人材を県庁に呼んだりですとか、県自体と向こうの州政府との交流っていうのはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。

 

(知事)

それそういうことも含めてですね、これから具体的な交流の取組について検討をしていきたいと考えております。

 

(幹事社)

他に質問があれば。それ以外の内容でも、大丈夫ですかね。いいですか。すいません、以上で記者会見を終わります。ありがとうございました。

 

(知事)

はい、ありがとうございました。皆様も、良いお年をお迎えくださいませ。

ありがとうございました。